9月度進路希望調査の結果分析

昨日、進路希望調査が発表されました。
阪神進学アカデミーの分析を今回は一部お知らせします。

例年は「市西・東」の人気が下がり、「県西・鳴尾」が増える年ですが、2023年入試(2022.9の希望調査)からその流れがなくなり、今年も「チャレンジ志向」が目立ちました。
その影響により市西・東人気が続き、3年前の受験者激増の反動から敬遠されていた県西もようやく落ち着き始めてきました。

市立西宮・西宮東は今後希望者数が減少することが通例の動きになりますが(西宮東の旧コースは増えることもあります)、新学科は科学探究・社会探究ともに80名弱でまとまるのではないかと予想しています。

一方、鳴尾高校離れが上位3校に人気が集中している影響が目立ち、低迷しつつあります。

一部では自由な校風から県立芦屋に流れていることも影響していることが予想されていますが、西宮東回避をした生徒がどれだけ鳴尾高校が確保できるか。そして、反面として鳴尾高校志望者の西宮苦楽園高校や私立高校(武庫川女子・仁川学院など)への流出に注目されます。

新たに開校される西宮苦楽園高校はまだどんな学校か見えない敬遠から9月の希望調査では低く出ていますが、9月のオープンハイスクールなどのイベントによる状況によって今後さらに伸びてくる可能性があります。

昨年の人気薄だった西宮今津は隔年現象により大幅増となっていますが、チャレンジ志望も一定数いることが予想されるので難易度が大きく上昇する可能性は低いと予想されます。特に推薦入試の制度変更による志願者数の動向にも影響がなく、この状況は受験まで続くことが予想されます。