今春(3月)の公立高校の一般入試結果について県教委から発表がありました。
まずは平均点。
(※県教委の発表は得点率のため、「発表データ×5」による推計点です。)
昨年よりやや難化となりましたが、昨年が過去数年での最高点に高かったので元に戻った印象です。特に国語が今年は難化したことが影響を受けています。
国語の平均点が3年ぶりに50点を下回りましたが、40点~79点に全体の76.7%が集まっていることから合否に大きく差がつかない科目であることが続いています。
では、合否を分ける科目は?となると次のグラフを見てください。
このグラフは20点ずつに分かれた得点分布です。
1つの項目に多くの人数が集まる=みんな同じような点数になる。
ということです。そこから考えると
20点~100点まで幅広く点在している英語が合否を分ける
ことが分かります。
公立高校受験に向けて、英語の重要性が目立ってきました。
数学は平均点が上昇していますが、非常に正答率の低い問題が5問あります。
(10%未満の正答率の問題→0.2%・1.9%・2.1%・3.2%・6.6%)
こうした問題が随所にあるので、そこで時間を取られないようにすることがポイントになります。
ちなみに、今年は第2志望合格の流れも変わりつつあります。
各学区の第2志望での合格率(第1志望校不合格→第2志望合格)の比率ですが
令和4年度を機に急激に上昇しています。
チャレンジ受験や内申点での逃げ切りが出来なかったこともあるかと思いますが、
ここ3年間で西宮・尼崎などを含む第2学区に大きく変化が表れています。
入試の動向は毎年変わります。毎年最新の動向を把握して、分析することが「情報戦の受験」の勝ち方です。
阪神進学アカデミーではこれから私立高校も含めた詳細な動向を分析し、2学期の入試分析会でお知らせします!